富岡八幡宮、深川不動堂といった歴史のある神社やお寺が数多く存在する街、門前仲町。本日ご紹介するのは、その門前仲町で大注目のバー、bar&chocolate CACAOTAIL(カカオテール)です。
バーでもあり、チョコレート工房でもあるという異質な空間。全体的にクラシカルな雰囲気ですが、照明にカカオ豆が飾られているなど、随所にこだわりがうかがえます。
まずこちらでいただくカクテルが「YANAGIKAGE」。
実は、今年4月に放送された「ぶらり途中下車の旅(日本テレビ)」でも紹介されたカクテルで、なんとカカオパルプ(カカオの果肉)とMe無濾過生原酒おりがらみをコラボレーションさせたカクテル。
「”江戸×カカオ”をイメージしました」と語るのは、店主の萩原氏。江戸時代の飲酒スタイルを調べている際、当時は本みりんを飲んでいたことを知り、お店のテーマであるカカオと本みりんを合わせてみたい、と思ったのだとか。
そこにスパークリングワイン、ココナッツウォーターで落とした玄米茶、カカオビネガーと、オリジナリティあふれる組み合わせを用いて完成したのが「YANAGIKAGE」です。
意外にも少し落ち着いたフルーティーな香りの中に、若干の発泡感と繊維質調のニュアンス。飲んでみると、口当たりはスパークリングワイン由来のすっきりとした印象ですが、そこにカカオパルプ、もしくはMe由来のとろみ・甘味・酸味もあり、玄米茶が持つ苦みが味全体をしめてくれます。トロピカルでどこか和を感じる味わいです。
(…と、一生懸命味の解説をしてみましたが、この面白さは飲んでみないと分かりません。気になった方は、ぜひ訪れてみてください。)
カカオパルプ100%ジュースも少し味見したところ、とろっとしていて、心地よい酸味、甘味がありました。
次に頂いたものも、おそらくここでしか味わえない1杯。
「カカオ焼酎+Me無濾過生原酒おりがらみ」。カカオ焼酎は限定商品で、カカオとさつまいもの風味が絶妙なバランスでマッチしています。そこにMeを加えることで、一気に甘味が加わり、ナッティーな極上スイートポテトのような味わいを生み出していました。
調べてみると、カカオとさつまいもは原産地が同じ中米周辺ということで、この焼酎の味わいの親和性を生み出しているとのこと。そこに、焼酎とみりんという、これもまた日本生まれという共通項が重なり合っていて、あたかも世界と日本が繋がるような錯覚を覚えるカクテルでした。
バー好きにも、スイーツ好きにもオススメできるCACAOTAIL。
きっとその2つにも、「心が安らぐ空間が好き」という共通項があるのではないでしょうか。ぜひ、カカオの優しい香りと共に、CACAOTAILで心が安らぐひと時を過ごしてみてください。
店舗情報
bar&chocolate CACAOTAIL(カカオテール)
住所:東京都江東区門前仲町1-14-8 下田ビル1F
電話番号:03-6381-8495
~それは古来伝わる、麴のリキュール~
使用商品:Me 無濾過生原酒 おりがらみ
しぼりたてをすぐに瓶詰めすることにより、米麹のもろみ由来の白いおりが程よく混ざったおりがらみタイプ。おりがからむことで、まろやかなコクとアルコール感が際立っています。人工的なおり下げ剤を使用しない神田豊島屋だからこそ、生まれた商品です。
A mashed type with a moderate amount of white slag derived from the moromi mash of rice jiuqu. The mellow richness and alcoholic sensation stand out due to the entanglement of the liquor. This product was born because Kanda Toyoshimaya does not use artificial slag-lowering agents.
品名 |本みりん
原材料 |もち米(国産)、米こうじ(国産米)、本格焼酎(国産)
アルコール度数|14度
エキス分 |40度以上